軽さ
木製パレットを超える圧倒的な軽さです。
運送をする上で、なるべく薄くて軽い方が運送費を抑えられるため、金銭的メリットは大きいです。エコボードのパレットは他の木製パレットや樹脂パレットとは違い非常に軽いのが強みの1つです。エコボードの中心部分であるコアは紙を波目状で立てているため、中が空洞構造になっています。木製パレットなどでは内部に空洞がないのでその分、体積が多くなってしまうのですが、エコボードでは空洞によって上からの強度にも耐えられる強さを保ちながらも、体積を減らし軽量化を実現。さらに、コアの上下に貼り付けるライナーという厚紙も研究によって効率的な構造を開発。従来のものだと、ライナー部分を強化するには紙の厚さをより分厚くするしかなかったのですが、新しい構造では30㎜のボードに2㎜の厚紙を加えることで、特定の曲げに50mm相当の強度が出るようになりました。これにより、従来よりもコア部分を薄くし、重量も軽くすることに成功しました。トラックの積載量も増やせるので、運送するには非常に役に立つ強みです。
強さ
効率的な構造で紙製パレットでは断トツの強度を誇っています。
エコボードの強みの1つが強度の高さです。まず、荷物を載せた際にかかる負荷に対しては、紙の持っている強度を最大限に引き出せるよう、エコボードの中心部分であるコアを波目状にして立てています。この構造は紙でありながら、木製パレットのような丈夫さを実現するために、最も効率的な構造となっています。さらに、エコボードは曲げに対しても驚異的な強度を実現しています。その秘密は、上下に貼られているライナーという厚紙を貼り付けているコア部分の接着面にあります。創業から培ったノウハウと独自の技術で、しっかり接着されて剥がれにくく、曲げに対して非常に強くなっています。大量の荷物を載せてフォークリフトで持ち上げても、パレットがたわむことで荷崩れを起こす心配がなく運送できます。そして、エコボードは湿気に対しても一定の強さを発揮します。例えば海上輸送の際に赤道付近で湿度90%以上の状況にさらされても50%の強度を保ち、その状態で耐えられる強度設計をしています。乾燥すれば元の強度に回復すること可能。紙なので何日間も水にさらされ続ければ破損する場合もありますが、雨天時の作業などある程度の水になら十分耐えうる強さを持っているのもエコボードの強みです。
エコ
何度もリサイクル可能で環境にもやさしいです。
エコを考えた商品なのもエコボードの強みです。物流で一般的に使われている木製パレットは、木と釘が混じっているので、再利用はできず産業廃棄物として処理しなければいけません。しかし、エコボードの原料は紙であり、使われている糊も水溶性のでんぷん糊なので、製紙会社などのルートを確保していれば、現地でパレットを全部クラッシュし、また原紙としてリサイクルすることができます。さらに、お客様には処分ではなく買い取ってもらうという金銭的なメリットがあるのも大きな特徴です。原料も「FSC(森林管理協議会)」と呼ばれる世界の森林保全を目的とした国際的な機関の認証を受けたものを中心に使用し、原料からもエコを考えて選んでいます。現在、世界的に資源不足がささやかれており、少しでも資源を大切にするためさまざまな企業でもエコへの取り組みが活発になっています。木材などの資源を大事にしていく時代だからこそ、何度も原紙としてリサイクルできるエコボードの強みは、時代にマッチしている強みといえます。